昨季の本塁打&打点王が薬物違反

米大リーグは12日、故意に死球を出したとしてマーリンズの右腕デスクラファニに3試合の出場停止と罰金の処分を科した。また、ブルワーズの右腕ファイアーズも罰金処分を下された。

 11日のブルワーズ―マーリンズの5回にマーリンズのスタントンが、ファイアーズの投球を顔面に受けて負傷交代。代打の頭部付近にも投球がきたことで、両軍はもみ合いになり、退場者も出た。警告が出された後の6回にデスクラファニはゴメスに投球を当てて退場処分になった。

 

米大リーグは12日、昨季ア・リーグ本塁打王打点王の2冠を獲得したオリオールズのクリス・デービス内野手(28)に薬物規定違反で25試合の出場停止処分を科したと発表した。興奮剤のアンフェタミンに陽性反応を示した。

 デービスは処分を受け入れ、レギュラーシーズンの残り試合に出場しない。東地区首位のオリオールズプレーオフに進出した場合も最初の8試合は出場できない。大リーグ選手会を通じ「関係者、同僚と特にファンに謝りたい」などとする声明を発表した。

 左打ちの強打者デービスは昨季、打率2割8分6厘、53本塁打、138打点で初のタイトルを獲得した。今季は127試合で打率1割9分6厘、26本塁打、72打点。