坂本勇人独占手記

坂本勇人独占手記】3年連続のリーグ優勝。チームも個人も苦しい一年でしたが、最後にみんなで一緒に笑うことができて良かったです。いろんな部分をみんなでカバーし合いながら、何とか勝つことができました。正直、ホッとしています。

 数字を見ても分かる通り、僕自身、あまり良いシーズンを送れていません。一言で言えば中途半端。打率も打点も、まだまだ物足りないですね。チームは、苦しむ中でも「ここで1本」というときに日替わりで誰かが打ってきて。大事なところで勝つ。不思議な戦いぶりだなと交流戦の終わりごろから思ってました。

 今年から井端さんとヤスさん(片岡)が同じチームになって、いろいろと話を聞けました。特に井端さんは同じショート。参考になるものはどんどん取り入れました。例えば、スローイング。捕球から送球まで余裕があるときは安定しなくて難しいなと思っていましたが「一瞬、間をつくってあげた方がいいよ」と教えていただいて。井端さんはグラブをすっと上に上げて、間をつくる。こんなふうに今年は守備では発見があった年でしたね。