青木「ありえない」

ロッテは、23日のドラフト会議に向けた第1回のスカウトミーティングをQVCマリン内で開いた。

 伊東監督と林信平球団本部長、松本尚樹編成統括、永野吉成チーフスカウトが出席した。すでに指名候補選手約80人をリストアップ。即戦力投手を中心とした1位指名候補には156キロ右腕の早大・有原航平投手(22)、今夏の甲子園にも出場した150キロの剛球に加えて高校通算54本塁打盛岡大付・松本裕樹投手(18)が挙がっており、林本部長は「1位指名で考えている選手は10人ぐらい。今は高校生でもすぐにプロで活躍できる時代」と説明した。 練習では大歓声を受けたロイヤルズの青木が、同僚からは「ブーイング」を浴びた。理由は球場入りの際に着ていた、NFLサンディエゴ・チャージャーズのロゴが入った長袖Tシャツ。

 ロイヤルズの球場の隣には、同じAFC西地区のライバルであるカンザスシティー・チーフスの本拠地アローヘッド・スタジアムがある。この日はペイトリオッツ戦があり、ロ軍もそれを考慮した練習スケジュールを組んでいた。バトラーらに「チャージャーズなんて、ありえないだろ」と、冷やかされた青木は「帰りは人目に付かないように地下から帰ります」と冷や汗をかいていた。