中日 高橋周平 平田から

楽天の銀次内野手(26)が21日、青森県八戸市で野球教室に参加。集まった約80人の子供たちに身振り手振りを交えながら、打撃指導を行った。

 前日20日も岩手県久慈市での野球教室に参加。2日連続で子供たちと触れ合い「被災地をまわることができて良かった。子供たちが元気で逆にパワーをもらった」と笑顔。東北の野球少年たちにとって岩手出身の銀次は憧れの存在だけに「これからもこういった活動を続けたい」と話した。 中日の高橋周平内野手(20)が21日、名古屋市内のホテルで平田、福谷とともにトークショーに参加。大勢のファンの前で自身の来季について触れ、「守備はサード。打順は1番でお願いします」と“構想”を語った。

 ファンからの質問では「野球選手にならなかったら、何になりたかったですか」と聞かれ、「教師です」と即答。平田から「無理やろ」と突っ込まれ、「体育です」と反論するひと幕もあった。

高いか安いか

米メディアは19日、任期満了に伴って来年1月下旬に退任するメジャーリーグバド・セリグコミッショナー(80)がその後もリーグから年に一度、600万ドル(約7億1000万円)が支払われると伝えた。

 セリグ氏は92年にビンセント前コミッショナーの辞任を受けて、実質的な最高責任者となる最高諮問会議チェアマンに就任すると、98年に正式なコミッショナーとしてメジャーリーグを統轄することになった。

 ブルワーズのオーナーだったセリグ氏はメジャーリーグ史上初となる球団オーナー出身のコミッショナーとして、これまでに3地区制へのリーグ再編や日本など海外での公式戦開催、インターリーグの実施やビデオ判定導入など数々の実績を残してきた。

 メジャーリーグのスポークスマンによると、このセリグ氏への“年金”支払い決定はメジャーリーグ各球団からの了承を必要としないとのこと。ちなみに、06年にNFL(米プロフットボールリーグ)のコミッショナーを退任したポール・タグリアブー氏は、これまでにリーグから3000万ドル(約35億8000万円)以上が支払われているという。

マーリンズがモースと合意

米大リーグ、ヤンキースのキャッシュマン・ゼネラルマネジャーは16日、薬物規定違反で今季全試合の出場停止処分を受けたロドリゲスについて「(三塁手ではなく)優秀な指名打者になってくれればいい」とAP通信の取材に答えた。

 チームは今オフに三塁手のヘドリーと再契約。通算654本塁打の39歳、ロドリゲスとは2017年まで大型契約が残っている。米大リーグ、マーリンズが、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となったモースと2年総額1600万ドル(約18億7000万円)で合意したと、AP通信などが16日に報じた。

 モースは身長196センチの右打者で外野と一塁を守る。今季は131試合で打率2割7分9厘、16本塁打を放つなどしてジャイアンツのワールドシリーズ制覇に貢献。2011年にはナショナルズで31本塁打を放った。

球児、ブログに喜び

米大リーグ、レンジャーズ入りが決まった藤川球児投手(34)が17日、自身の公式ブログを更新、「ダルビッシュと一緒に出来るのは正直めちゃ嬉しいです」と喜びをつづった。

 球児は「来年はテキサスレンジャースでプレーする事になりました!」と報告。「契約が正式に決まるまで、僕からは何も発信出来ませんでしたが報告出来る日がきて良かったです!」と続けた。

 「やはりメジャーリーグでプレーする事は本当に難しい事ですし価値のある事です。野球を始めた小学生の時から今までも常に今よりレベルの高い所で!と思ってやってきましたがこの世界最高峰の舞台で来年もプレー出来ると思うと自然と努力出来ますね」と、メジャーでプレーできる喜びを強調。来季に向け「普通にケガのないシーズンを送る事が出来たら結果はついてくると思いますので焦らずに1日、1日落ち着いてやっていきます」と抱負をつづった。

 また「ダルビッシュと一緒に出来るのは正直めちゃ嬉しいです」と、笑顔の絵文字付きで喜びを表現。「松坂、ナカジ、素晴らしい選手が日本復帰して球場に見に行きたいくらいです球場に見に行きたいくらいです」と日本球界にも言及した。

マエケン 越年濃厚

広島・前田健太投手(26)の契約が越年する可能性の高いことが12日、分かった。

 鈴木球団本部長は唯一未定だった右腕の交渉について「年内には日程設定しようと思う」と説明。下交渉を来週に、合意すれば本交渉を年内に、それぞれ行う意向を示した。その一方で、前段階で決裂した場合、合意しても右腕の日程次第では「年を越すことになる」と語った。

 下交渉は当初、11月末に行う予定だった。が、前田健のオフのトレーニング拠点は東京都内にあり、侍ジャパン選出やイベント出演、テレビ収録などが重なったため、スケジュール調整がつかず伸び伸びになっていた。早ければ週明けの16日にも実施され、球団側の提示額は年俸2億8000万円(推定)の現状維持が基本線と見られる。

 今季は11勝9敗、防御率防御率2・60。右腕自身「不本意な1年」と認めているが、下交渉で合意するかどうかは不透明だ。「合意して即契約はない。年内の空いている日を探し、最低2回は会う」と同球団本部長。広島に再び戻る日程面や、右腕の多忙さを重ね合わせると、契約は越年濃厚と見るのが自然だ。

DeNA“天敵”前巨人ロペス獲得

DeNAは12日、巨人から自由契約となったホセ・ロペス内野手(31)と契約合意に達したと発表した。2年契約で年俸1億5000万円プラス出来高払い。

 来年1月下旬に入団会見が予定されるロペスは「チームの勝利に貢献するために、やれることは全てやる。新しいチームメートやコーチ、中畑監督、ファンの皆さんにお会いするのが、今から待ちきれない」と球団を通じてコメントした。

 今季のDeNAは巨人戦で13勝11敗と9年ぶりに勝ち越したが、ロペスは「天敵」だった。来日2年間で、DeNA戦は打率・348、12本塁打。特に横浜スタジアムでは打率・397、8本塁打と猛打を振るった。それだけに、高田繁GMは「ウチはよく打たれたよな。ブランコの代わりに来てもらうわけだから、打つ方は当然、期待している。(一塁)守備も安定している」と語った。

 昨季に首位打者打点王の2冠を獲得した主砲ブランコと契約延長の選択権を行使せず、ロペスを獲得したことが期待の大きさを物語っている。今季は打率・243ながらも、巨人ではチーム最多の22本塁打をマークした。17年ぶりのリーグ優勝に向け、今オフに補強したのは東野、岡島、ロペスといずれも過去に巨人に在籍していた選手たち。「巨人だけには絶対負けたくない」と打倒古巣に燃える中畑監督の下、来年のロペスは「逆天敵」となる。

ダルも話題に

 故障者続出で今季は地区最下位と不本意なシーズンとなってしまったレンジャーズだが、新監督に今季までパイレーツでベンチコーチを務めていたジェフ・バニスター氏(50)が就任。来季への巻き返しを図りたいところだ。

 そのバニスター氏が現在、サンディエゴで行われている各球団の首脳ら関係者が一堂に会するウインターミーティングに姿を現し、今季の故障者について口を開いた。

 「他の球団と同じでケガ人が一番の心配事だ」と語るバニスター氏がまず話題に挙げたのは、まだ直接、面と向かって話したことがないというフィルダー。5月に首のヘルニアで戦線を離脱すると、そのまま戦列に復帰することなくシーズンを終えた。手術を受けたフィルダーは球団によると現在は完全に回復し、フロリダの自宅で通常のオフシーズンのトレーニングを行っているという。